FOAとは、最も腰痛に対して効果的であるというスピナルマニュピレーションと運動療法を組み合わせた矯正技法です。
更に、ただ単に腰痛や肩こり等の痛みを改善する療法ではありません。
『脊椎動物とは何か?』、『哺乳類の特性とは何か?』、『ヒトは如何にして四足歩行から二足歩行に移行したのか?』という大命題に答えることによって生み出された技法です。
FOAでは、腰痛や肩こりは直立二足歩行の機能障害だと考えます。腰痛や肩こりが起こると、ヒトの基本的な運動能力である『直立』、『座る』、『歩く』ということができなくなります。
ですから、このような機能障害を起こしたヒトに直立二足歩行の運動能力を再獲得させることができれば、このような症状が解消するのです。
この“ヒトの運動能力再獲得手段”こそ、『乳幼児の運動発達=ヒト化プロセス』なのです。
乳幼児の運動発達は、人種や性別を超え、その発現順位は全て同じです。
この、全ての人類に共通する乳幼児の運動発達こそ、四足歩行から二足歩行へと移行する手段なのです。『歩けない』、『立てない』、『座れない』というヒトに、この乳幼児の運動発達を、その発現順位の順番で、他動的に施術するとどうなるのかという壮大な実験の末に生まれてきた矯正技術こそFOAなのです。
ですから、FOAは、腰痛や肩こりを改善することを目的にした矯正技法ではありません。
腰痛や肩こりにならない躰に育て直す、世界でたったひとつのプロセス矯正なのです。